● SP-G300の測定

測定日:2019年12月1日

Sansui SP-G300

・SP-G300が我が家にやってきたのは
2005年8月頃でした。
2ウェイ3スピーカー
30.5cmウーファー×2
7cmホーン型ツィーター
クロスオーバー周波数1.5KHz

・2005年9月にエッジの張り替え
(別途掲載予定)

・2018年8月に塗装などのメンテナンスをしています。
(別途掲載予定)

Bass 目盛り-1.5(-3dB)
フロアに直置きなので低域が大きくなります。
チェック用音源を聞いた感じではBassを3dB程度下げると
良い感じになります。

測定時音圧

この状態で測定すると
下記
測定音圧63dB付近
PinkNiose
RTA1/3
窓関数:ハミング

測定動画の一時停止画面(標準的なもの)
Bassを下げてるのですが、まだ
100〜130Hzあたりの低域が若干盛り上がり気味です。
高域は10KHzあたりから急激に下がっています。
他はだいたいフラットです。
40〜50Hzあたりは十分な量感があり、
30Hzあたりも聞こえている感じです。

SP-G300のクロスオーバー周波数は1.5KHzです。


* * * * * * * * *  * * <講評>* * * * * * * * * *

低域の盛り上がりを抑えるため、
もう少しBassを下げる必要があるかも知れません。
高域の急激な減衰は気になります。

※ 「100〜130Hzあたりの低域が若干盛り上がり」について
後日、部屋の定在波が影響してる可能性がある事が判りました。

スピーカーが大きいのと
測定のマイクを0.5mと近接させているので
測定ポイントによって変化が大きいのかも知れません。
今回は上のウーハーとツィーターとの間を
測定ポイントにしました。

普通の音楽の試聴では、もう少し小さい音圧で聞いたり、
音源によってBassを調整しながら聞いてるので、
ひょっとしたらこの辺りがベストな気もします。

SP-G300は
他のスピーカーとの聴き比べの基準に使ってます。


 -------- 追 記(拡散板) --------

SP-G300は高域が10KHzあたりから急激に下がっています。
ツィーター前の拡散板の影響が考えられます。
下記のように拡散板を取外して計測してみました。
SP-G300
マイクはツィーターの正面
距離:0.5m
音圧:約63dB

4KHzから10KHzにかけて
盛上りが見られます。
10KHz以上についてはあまり下がっていません。
拡散板を取外した影響でしょう。

試聴用音源を聞くと、
シャリシャリ感が多少有り、
聞きづらい感じがしました。
iPad miniのマイク感度が高域では少し弱いのかな?
拡散板を取付けた方が好みです。


 -------- 追 記(ブーミング) --------

我が小部屋ではブーミングという現象が起こり
低域に特徴的な盛り上がりが見られました。
ブーミングについては
「● 小部屋の定在波(ブーミング)」
をご覧下さい。
対策については
「● 小部屋の定在波対策 (Ⅱ)」
をご覧下さい。
対策と対策後のSP-G300の計測を掲載しました。


-------- 追 記(定在波対策 Ⅲ) --------

「● 小部屋の定在波対策(Ⅲ)測定日:2021年6月4日」
の計測をアップしました。

SP-G300(bass -4dB)_測定日:2021年6月4日
比較すると
当初の計測値に比べ随分とブーミングが抑えられていると感じます。
音もクリアーに感じます。
中高域の音質が改善されたように思います。


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