● D_box(OM-MF519)の製作と測定

製作:2019年8月
測定:2019年12月22日

D_box 完成品
オーソドックスなバスレフです。
SPユニットはマークオーディオの8cm
OM-MF519
(2019年版 ONTOMO MOOK)
バッフルは取り外し可能です。


ラフスケッチ
最初はあらあらのスケッチです。
定在波の抑制のための中板ですが
いろいろ試行錯誤の結果
音工房Zのエンクロージャー(Z601)を
参考にさせて頂きましたm(_ _)m

外寸:H 300×W170×D 200 mm
内寸:H 270×W140×D 170 mm


内部
バスレフダクトはマークオーディオのSTBP35
内径35mm、長さ95mmです。
延長ポートを半分に切ってます。
容積:約6.2ℓ
設計共振周波数:約66Hz

D box内部の吸音材
吸音材はちょっと多めです。
低域が大きめだったので、調整のため
上部(右上)の空間に結構詰めてます。


● 測定
測定音圧63dB付近
PinkNoise
RTA1/3
窓関数:ハミング

測定動画の一時停止画面(標準的なもの)
色の付いてない影のような部分はピークです。
比較的フラットです。
100〜200Hz辺りの上昇は部屋の特性が出てるようです。
30Hzはさすがに厳しいですが、40〜60Hzは結構頑張ってます。
300〜900Hzあたりが不足気味です。
高域は2KHzあたりから少し下がってます。


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<講評>

このユニットの周波数特性と比べて見ると
MA 8cmユニット(最低共振周波数:106.25Hz)
200〜1KHzあたりはユニットの特性が出てるように思います。
低域は箱の特性(設計共振周波数:約66Hz)が出てます。

チェック音源を聞いてみると
聴感上は適度に低域が出ていると感じますが、
低い方でモゴモゴ感もあります。
30〜40Hzは8cmでは流石に厳しいです。
さらなるダクト長や吸音材の調整が必要です。
高域が下がり気味なのは
ユニットと逆の特性となっており
気になります。

いろいろ課題が見つかったので
次に繋げたいと思います。

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