● 製作過程など

 「製作過程」と言っても大したことはありません。思いついたままでやってます。ただ、しつこく考えます(^^;その時は「モノを作るのが好きなんだな〜!」と思います。
 ※ blog作るのが前提で無かったのでろくな写真残ってません(^^;
   今後、良い写真が撮れたら更新します。

1)ラフスケッチ
 閃いたアイデアなどをノートに手書きしてます。
 だいたい 一杯やりながらなので(^^;なかなか実現出来るものが出てきません。
 こんな感じです。↓下記

ラフスケッチ

 上のスケッチはH2 boxのものです。なんだかいろいろ試しているようです。


2)詳細設計と共振周波数
 詳細設計はパソコンを使うような正確な図面は作りません。手書きで雑スケッチの延長のようなものです。
 バスレフダクトの共振周波数の設定にはDIY-Soundを利用してます。のちのダクトの長さの調整を考慮に入れて口径を決定します。


3)カットの割付
 合板のカットはホームセンターのカットサービスを利用してます。カットし易いような割付をします。
 断面の直角は自宅ではなかなか実現困難です。また、自宅で電動ノコギリの音はご近所迷惑なので、ここは外注です。
 カットの割付図はきちんと作ります。draw系のソフトを使います。私はMac使いなので、MS-Office互換のfreeソフト「LibreOffice」を使ってます。この中の「Draw 図形描画」(確かMS-Officeには無い機能です)が便利です。

カットの割付例 D_box

4)組み立て
 箱(box)は木ネジ等は使いません。全て接着剤です。接着剤は木工用ボンド(速乾性)を使ってます。接着中はハタガネを使って固定します。ハタガネで横板をロの字に止め、同時に裏板か表板の上にセットし(全てに木工用ボンドを着けます)、上から2ℓ6本入りの天然水の箱(約12Kg)を乗っけて24時間ほーって置きます。

ほとんど出来上がった状況
 SPやダクトの円形カットをやってくれるホームセンターが以前はあったのですが、最近はダメなとこが多いようです。サークルカッターを使ってカットします。
 写真の小さな穴はホイールソーを使いました。


5)測定と調整
 測定方法は「● 測定方法など」を参照してください。
 スピーカーはboxとSPユニットの共同作業で音が出てきます。ほとんどが低域の調整です。中高域はSPユニット自体の特性の影響が大きいです。
 使用SPユニットの最低共振周波数:
  Fostex FE-83e   140Hz
  Fostex FE-83En 165Hz
  マークオーディオ OM-MF519 106.25Hz
  TanBand W3-517SB 100Hz 
 これは「計測用規格箱」(「● スピーカーユニットの計測用規格箱」を参照)に入れて測ったものなので自作のboxに入れた場合は変わってきます。
 SPユニットの最低共振周波数はユニット単体の測定値です。
 ので、参考程度と思ってます。が、かなり参考にしてます。

 boxの設計共振周波数はSPユニットの最低共振周波数より低めに設定しています。どの程度にするかは一番難しいとこです。ここが自作スピーカーの醍醐味かも知れません。

 まずは「● 試聴チェック音源」の低域部分を聴きながら調整してます。低域を8cmと30cmで比べるのは酷ですが、スピーカーセレクターを使ってSP-G300と聴き比べながら音源によるものかスピーカーによるものかを判断します。

 吸音材は最初は少なめにしてます。多めに入れて抜いていく調整方法もあるようです。


・調整プロセスは
1)「● 試聴チェック音源」で調整します
 いろいろな低域の音源を聴きます。違和感のある低域はSP-G300と聴き比べます。8cmのSPユニットなので低域をあまり下げるのは厳しいです。下げ過ぎると何の音かわからないモゴモゴとした音が出て来ます。RagTimeのJBL_4343Bを聞いてるとあまり低域が出て無いように感じますが、楽器などの低域(ほとんどベース)がはっきりしてる為にそう感じるようです。8cmユニットとは明らかなレベル差を感じます

2)バスレフダクトの長さを変える、吸音材の量を変える
 自分の耳を信じ調整します。
 まずはバスレフダクトの長さを変えます。いろいろな長さで試します。
 次に吸音材の量を変えます。
 以上を繰り返して調整します。

3)測定します
  最後に測定をします。冷静な見方と評価が必要です。
  SPユニットの周波数特性と測定環境の部屋の状況が大きく影響するので、この環境の把握が重要です。
  ここで目指したものと大きく違う場合は自分の耳を疑い、耳の鍛え直しを検討かなぁ〜(^^;

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