● SP-G300 エッジのメンテナンスと計測

 2023年7月上旬

SP-G300の低域の調子がイマイチで、エッジを触ると硬くなってました。たぶんエッジを塗装した影響かと...。エッジはセーム皮で張り替えたので、柔らかくすればよいかと思い。エッジの皮を柔らかくするオイルを探しました。
Neatsfoot Oil
皮製品を柔らかくするオイルでニートフットオイルというものが見つかりました。レザークラフト界ではよく知られた物だそうです。粘度は低いので写真のようなハケでペタペタとエッジに塗りました。

結果、
低域が復活しました。
SP-G300
新しい環境での出発です。
快適になりました。


<計測>

以前、SP-G300はL側とR側で計測値がかなり違い悩まされたので、最初にL側とR側で比較をしてみました。
結果、
比較
L側、R側で測定。以前のように大きな差はありませんでした。
ブーミングの発生もあまり見られないようです。
新しいリスニング空間はいい感じです。

・測定は通常に戻しました。
測定音圧63dB付近
PinkNoise
RTA1/6
窓関数:ハミング
測定距離:0.5m
マイク(iPadmini2)はツィーターの正面。
アンプ:PM8006
SP-G300 L側

 試聴チェック音源を聞いたりして、早くから試聴をしていたのですが、低域の低い方が強く出ていたので、楽曲によってBassを2〜4目盛下げる(-4dB〜-8dB)といい感じになりました。
 上記の測定では60〜100Hzあたりに盛り上がりが見られます。低域の低い方は測定値と試聴に差が無いように思えます。
 高域の下がり方が大きいので、マイク(iPadmini2)の位置を上下させた結果、ツィーターの正面が一番良いと判明。測定では音響レンズの影響なのかまだ10kHz以上の高域が下がっています。10kHz以上はだんだん聞こえにくくなってきてるので、聴感上は判断がつきかねるなぁ(^^;

 低域の低い方と10kHz以上の高域以外は概ねフラットな感じがします。低域の低い方はトーンコントロールで簡単に調整できるので、全体の感じとしては概ね良好です。
 エッジの軟化処理と模様替えは非常に満足のいく結果でした。



・番外編
 計測にはSonic Tools(RTA 1/6)を使っているのですが、バンド幅が狭いので、各バンドの周波数が分かりにくいです。よって、各バンド(低域)に周波数を割り振ってみました。
Sonic Tools(RTA 1/6)のバンド周波数(低域)
 32、64、128、256...がSonic Tools(RTA 1/6)の表示周波数です。その間は分かりにくいので、「1/6-Octave-Band Filter」データより6つに割り振りました(赤字)。数値は適当にまるめてあります。





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