● かんすぴシリーズ(FOSTEX/P800-E+MA・OM-MF519)の測定と調整

測定:2020年4月中旬

かんすぴP800-E+FE-83NVに引続き
かんすぴP800-EにMA・OM-MF519の組合せで
計測してみました。

<P800-EにOM-MF519_ダクトnormal>


ユニットのフレームがちょっとはみ出ます(^^;

仕様
かんすぴP800-Eのチューニング周波数は101Hz
バスレフダクトの共振周波数はDIY-Soundで約105Hzです。


OM-MF519_周波数特性
ユニット:MA OM-MF519
最低共振周波数:106.25Hz

<かんすぴP800-E+OM-MF519_ダクトnormal>


かんすぴP800-E+OM-MF519_ダクトnormal

エンクロージャーとユニットの最低共振周波数が近いです。
このせいか100〜200Hzの盛り上がりが大きいです。
ユニットの周波数特性もこのあたりが盛り上がっていますが、
少し大き過ぎる感じがします。
「試聴チェック音源」を聞く感じでも
このあたりの低域の強調が強く感じられます。
それより下位の低域は詰まった感じです。

少し調整して見たいと思いますが
P800-E+FE-83NVに比べ強弱の差が大きいため
難しい感じがします。

< 調 整 >
P800-E+FE-83NVの時と同じです。
ダクトに棒を入れて低域を調整してみます。

ダクト制御棒いろいろ

ダクト

ダクトの共振周波数


* * * * * * * * * <講評>* * * * * * * * * *
調整のねらいは
100〜200Hzの大きな盛り上がりを
エンクロージャーの共振周波数を下げることでずらして減らし、
これより低い低域を増やそうというものです。
ダクト①、②、④共
100〜200Hzの大きな盛り上がりが多少下がりましたが、
「試聴チェック音源」を聞く感じではこのあたりの低域が大きく
ねらい通りにはなってない感じです。
エンクロージャーが他メーカーのものであるので
仕方無いのかも知れません。
MA OM-MF519については、別の出番を考えて見ます。

一応、計測dataを付けておきます。

*********** 計測資料 **********

測定音圧63dB付近
PinkNoise
RTA1/3
窓関数:ハミング
測定マイクの位置はSPユニットの正面です。
距離:0.5m
(ダクトnormalも同じです)

<かんすぴP800-E+OM-MF519_ダクト①>


かんすぴP800-E+OM-MF519_ダクト①


<かんすぴP800-E+OM-MF519_ダクト②>


かんすぴP800-E+OM-MF519_ダクト②


<かんすぴP800-E+OM-MF519_ダクト④>


かんすぴP800-E+OM-MF519_ダクト④

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