● FE-83シリーズについて

ここで紹介して良いかな?
「音、音、音。」音聴く人々 オーディオテクニカ編 幻冬舎
オーディオテクニカ創業50周年記念の本です。
・世界は音に満ちている
・音をつくる、音を聴く
・音を記録する
・再生で音を聴く
音の事がいっぱい書かれています。
私にはチンプンカンプンの場合が多いです(^^;


さて、
FE-83シリーズですが、これまで以下の4つがリリースされてます。

・FE-83(1976年?発売)
・FE-83E(2003年?発売)
※2003年3月のカタログにあり
・FE-83En(2009年9月?発売)
・FE-83NV(2019年7月発売)

とあります。
FE-83は持っていませんが
他は所有してます。
で各周波数特性を見てみると

・FE-83E
FE-83E の周波数特性(Fostexマニュアルより抜粋)

・FE-83En
FE-83En の周波数特性(Fostexマニュアルより抜粋)

・FE-83NV
FE-83NV の周波数特性(Fostex HPより)

各々の周波数特性を見てみると
FE-83E、FE-83En、FE-83NV
に共通するのは2KHz〜3KHzにかけての谷です。
他にFE-83E、FE-83Enでは
500Hzあたりに谷があります。
ユーザーとしてはかなり気になる谷です。

ここでは2KHz〜3KHzの谷に注目してみます。
下記は等ラウドネス曲線です。
等ラウドネス曲線:「小野測器-音質評価とは」より
等ラウドネス曲線については
「● ラウドネスについて」で述べましたが、
ヒトの聴覚の感度が一番高い部分が2KHz〜4KHzです。

FE-83E、FE-83En、FE-83NVではこの周波数を凹ましています。
多分、偶然でない気がします。
回路も使わず、ねらった周波数を物理的に凹ませる。
神業です!

と言っても、これ(2KHz〜4KHzの音)の違いを
認識できるかなぁ。
耳を鍛えなくっちゃ!


・スピーカーユニット、コーンの材質
先頭の本「音、音、音。」の大賀氏によると
「中低域を受け持つドライバーがコーン型というのも最上で、ドライバーの振動板(ダイアフラム)素材は、紙以上のものは今のところないと思います。同じ軽さで硬い材料はいくらでもありますが、ダンピングが低いので、特定の周波数帯域で共振を起こしやすいのです。その点紙は繊維同士の摩擦があるので共振が起こりにくい。」
とあります。紙が一番とのことです。

FE-83シリーズはモチロンですが、
マークオーディオのOM-MF519も好きです。
主張はそれぞれですが、
活かすエンクロージャーを作りたいものです(∩_∩)


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