● 基音と倍音(歌声)

2020.01.15
この間
NHKスペシャル「AIでよみがえる美空ひばり」
(2019の紅白歌合戦にも出てましたね)
を観てると
美空ひばりの歌をAIで再現するため
歌声がどの程度の周波数か?と言う分析がなされてました。
(こう言うのって初めて見ます!)
基音は1KHzちょっとまで
倍音は2KHz〜5KHz
倍音_NHKスペシャル「AIでよみがえる美空ひばり」より
更に高次倍音と言うのがあるそうです。
約5KHz〜8KHz
高次倍音_NHKスペシャル「AIでよみがえる美空ひばり」より
これが美空ひばりの秘密なんだそうです。

さて、
音声の周波数って
音響の書物やHPをいくつか観てみると
女性:200Hz〜1KHz
男性:150Hz〜800Hz
というのがよく出てきます。
(会話と歌声とは違うと言う意見もあるかもしれないけど...
記述がはっきりしないんだよね〜)


古い書物を観てみると
200Hz〜10KHz
なども出てきます。
これは違うだろう!って
思ってましたが、
今回の
NHKスペシャル「AIでよみがえる美空ひばり」
を観て
「200Hz〜10KHz」
こっちの古い書物(1978年出版)の方が正しいかな〜(∩_∩)

私はPAを時々やるのですが
使用してる卓に
基音と倍音の表現があります。
Yamaha EMX512より
と、
いろんな楽器の周波数をおおよそで表してます。
歌声の周波数の表現は難しいように感じてますが、
なんとか条件付きでも表現して欲しいと思います。
音響の世界でも...


--- あとがき ---
※ 基音や倍音は書物やHPで解説が多くありますが、
どうして倍音が発生するのか私の頭では読解不能でした(^^;
自分なりに考えてみたのですが、
基音が発生した後、
楽器の内部や喉・口の中で
共振が起こってそれが外部に出ていき
倍数の周波数のものが目立って聞こえる。
これが倍音として聞こえる。
のかな?


--- 追 記(20200602)---
フォルマント周波数
というのがあるそうです。
下記はWikipediaからの勝手な抜粋です。
「声帯によって作られた音源が声道(咽頭喉頭)および口腔(唇・舌・歯・顎・頰)さらに鼻腔、副鼻腔で共鳴することによって特定帯域ごとに倍音が増幅される。」とのことです。この増幅された成分の塊もしくはピークをフォルマントと言い、口から外部に出たものが普段耳にする音声とのことです。

↑のあとがき
大きくは間違ってないようです(∩_∩)


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