● I_box(OM-MF519、密閉型)の調整と計測

 計測:2021年2月20日
追記1:2021年6月 4日
追記2:2021年12月上旬

記事「● 2020年_SPの完成_6月 」で
I_box、J_box、K_box、M_boxを製作し、
だらだらと聞き込んできました。
今後、
I_boxから調整と測定を始めて見ます。

I_boxは密閉型です。
マークオーディオのOM-MF519用に設計したものです。

I_box
設置環境上、上下逆さにしてます。

概略図

「● 2020年_次期SPの計画_5月」
に密閉型のテストをし、適切な大きさを探しました。
結果5.67ℓでした。
これで制作してみました。

吸音材:当初適当に入れたもの
完成当初はこんな感じの吸音材の状況で鳴らしてました。
これはこれで結構良かったです。


・調整してみました
密閉型なので、音質の調整は吸音材でおこないます。
吸音材、左:少なめ 右:多め

吸音材少なめ:試聴
ボーカルなど中域が華やかになり、ちょっと騒々しい感じです。
相対的に低域と高域が若干少なくなりました。

吸音材多め:試聴
華やかさは無く、全体的に沈んだ感じです。
ボリュームを上げてもちょっと違う感じがしました。
メーカーの密閉型の吸音材の状況を見るとびっしりと入ってるSPもあります。
(語彙が少なく、うまく表現出来てない)

適量かな
当初の吸音材の状況でも音は良かったですが、
ボーカルなどの中域が少し華やかで、低域も相対的に下がらない状況を目指し、
さらに調整してみました。

SP側の中板の吸音材を取り、バッフル側に少し吸音材を入れてみました。
SP側の部屋で反射が多くなるのを期待。
結果、中域の華やかさが増え。低域もそれ程下がらないように調整出来たかと思います。

密閉型でも吸音材の量と入れる位置で音質の変化が楽しめることが解りました。
計測では出てこないような微妙なものです。
が、聴感上は結構解ります。

暫くこれで試聴です(∩_∩)


*********** 計測 **********

測定音圧63dB付近
PinkNoise
RTA1/3
窓関数:ハミング
測定距離:0.5m
100〜200Hzは良く出てます。64Hzからだら下がりです。
聴感上、50、64Hzあたりも静かに出てます。
僕の好みの音になってるような...(∩_∩)
ユニットの周波数特性(下記)と比べて見ると
OM-MF519の特性が良く出ているかと思います。

100〜200Hzの盛り上がりは、我が小部屋のクセ(ブーミング)も出てる感じもしますが...(^^;

OM-MF519ユニットの周波数特性


-------- 追 記(定在波対策 Ⅲ) --------

「● 小部屋の定在波対策(Ⅲ)測定日:2021年6月4日」
の計測をアップしました。
比較
I_box(OM-MF519、密閉型)_測定日:2021年6月4日
先の計測で発生してた
100〜200Hzの盛り上がり、我が小部屋のクセ(ブーミング)
がかなり抑えられてると思います。
音もクリアーに感じます。
中高域の音質も改善されたように思います。


-------- 追 記(吸音材調整05) --------

試聴を続けるなか、中高域がおとなし目なのが気になるようになった為、
更に調整(2021年12月上旬)しました。
吸音材調整05
バスレフboxでの吸音材の調整で得られた経験から
中高域が少し華やかになるよう調整してみました。
SPユニットのある部屋の吸音材を少なくしました。背面の吸音材を取り、上部は半分にしました。

試聴をするとねらいどおりの音になったように感じます。


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