公開:2022年10月下旬
音(低域)の迫力について
口径8cmあたりのユニットのSPを作っているのだけど、
低域の比較のためSP-G300と比較してました。
SP-G300のウーファーは30.5cmなので比べると厳しいと思いきや、口径8cm意外と出てる!
50〜60Hzもいけてるんじゃないかな?って小躍り。
ただ、迫力がなぁ〜。
音圧上げてもいまいち。
SPユニットの違い
こうして同じ画面にいれると、
さすがに口径の大きさが違い過ぎだなぁ。
迫力の違いは、当然と言えば当然だけど
空気を振動させる面積が違い過ぎるからな〜と思いつつ
口径8cmでも50〜60Hzが少し鳴ってるような気がするんだけど...
迫力がなぁ〜!
この迫力の違いは何かな?
とず〜っと、もやっ〜としてました。
今回、
「オーディオの科学と実践 中村和宏 サイエンス・アイ新書」を読み、この「もやっ〜」が少しすっきりしたように感じます。
「オーディオの科学と実践」
を抜粋すると、
音響心理学によって説明できるそうです。
「鳴っている音と、聞こえている音は違う」
「基音が鳴っていないのに基音が聞こえる」
「失われた基本波」
「人は倍音構成を瞬時に感知して、そこから基音を類推できる。」
(「オーディオの科学と実践」より)
など、読み解くと
以下のような事かな。
さすがに低域に迫力があります。
50〜60Hzは基音が鳴っている状況。
低域のしっかり鳴っている(迫力のある)状況には、もう少し注目かな!
口径:8cm
意外と50〜60Hzが出てるような...
しかし、視聴では低域の迫力はないなぁ〜。
つまり、
100〜120Hzの倍音を感知し基音を類推して、
50〜60Hzを感じてる!
...少しは出てるかな?...小さな希望
これまでのブログのSP測定のコメントで
低域のものについては、少し修正が必要かと思えます。
また、
私が求めているSPは
「音圧は50〜60dBあたりで、しっかりした低域の鳴るSP。
しかしながら低域は静かに鳴っているのが理想」
しかしながら低域は静かに鳴っているのが理想」
としていたのですが、多少修正が必要かな?