● 密閉型(OM-MF519)の測定と調整

測定:2020年5月上旬

エンクロージャーの大きさの違いで音がどう変わるのかを調べていたのですが、
OM-MF519をいろいろなboxで試した時
ふと密閉型も記録とっておくか...と
すると、意外な結果が...

密閉型にしてみました。
ゴム栓はもともと密閉型も試そうかなと思って買って置いたものです。
各々ゴム栓をして密閉型にしました。
G_boxは下部にある為見えませんが、ゴム栓してます。

ゴム栓
何に使うのか不明なものですが、
φ30〜40mmのダクトにちょうど使えました。
中央部に穴が空いてるのでコンクリメントで塞ぎました。

H2(F)_box:約8.77ℓ
C2_box:約7.46ℓ
D_box:約6.21ℓ
G_box:約5.5ℓ
の密閉型が出来ました。

OM-MF519_周波数特性
ユニット:MA OM-MF519
最低共振周波数:106.25Hz


* * * * * * * * * <結果>* * * * * * * * * *

H2(F)_box、C2_box、D_box、G_box共
計測の周波数特性は全体的にフラットです。
「試聴チェック音源」を聞くと
低域の低い方はバスレフに比べ締まった低域です。
OM-MF519+密閉いい感じです。
やっと辿り着いたようです。

H2(F)_box、C2_boxの低域は大き過ぎます。
D_boxの低域は少し大きい感じです。
G_boxは低域が若干痩せた感じがしますが、
ちょっと良い感じです。
FE83NV危うしです。box取られちゃいそうです(^^;

D_boxについては当初吸音材が多めに入ったまま計測してしまい、
G_boxとあまり変わらないと感じました(計測データ掲載)。
吸音材を適正にすると低域は少し大きくなりました。

D_box(約6.21ℓ)とG_box(約5.5ℓ)との間かな〜。
ということで、D_boxに500mlのペットボトル(0.54ℓ)や
350mlの缶ビール(0.37ℓ)を入れて調整してみました。
結果、500mlのペットボトル1本(0.54ℓ)が適当かな...

D_box_密閉型+ペットボトル1本→約5.67ℓ

エンクロージャーの容積は約5.67ℓです。
計測データは下記です。


<D_box_密閉型+ペットボトル1本(約5.67ℓ)_OM-MF519>

測定動画の一時停止画面(D_box_密閉型+ペットボトル1本)

OM-MF519は、2019年版 ONTOMO MOOKのものです。
ONTOMO MOOK掲載のエンクロージャーに密閉型ありました。
約6ℓ(こちらで外形から計算)です。ここらあたりかなぁ〜!

密閉型は想定外だったので、聞き込みや調整にまだ時間がかかりそうです。


*********** 計測資料 **********

測定音圧63dB付近
PinkNoise
RTA1/3
窓関数:ハミング
測定マイクの位置はSPユニットの正面です。
距離:0.5m

<H2(F)_box_密閉型(約8.77ℓ)_OM-MF519>


<C2_box_密閉型(約7.46ℓ)_OM-MF519>


<D_box_密閉型(約6.21ℓ)_OM-MF519_吸音材多め>


<G_box_密閉型(約5.5ℓ)_OM-MF519>


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